当社のファインセラミックスはスリップキャスティング(鋳込み成形)という方法でつくります。これは金属の場合の鋳物の製造法(溶かした鉄を砂型に流し込む)とよく似かよった方法です。すなわち、原料粉末を溶剤に分散してスラリー化し、その泥漿(スリップ)を石膏型に流し込み、離型、乾燥後無加圧で焼結を行います。
従来、スリップキャスティング、常圧焼結によるファインセラミックスは、あまり強度が上がりませんでした。そこで、当社では次のようなノウハウを開発しました。

    1. 泥漿にするための添加物(分散材、バインダー)に独自のものを使用しています。

    2. 独自な成形プロセスを開発しました。

    3. 製造工程で気孔および異物の混入がありません。

 これらにより生成型品の密度(Green Density)を大きくすることができ、これを常圧焼結して、密度を理論密度の99%以上にすることができました。したがって、当社のファインセラミックス性能上の特徴は次の通りです。

    1. 高密度かつ高強度です。

    2. 複雑な形状のものができます。

    3. 大物ができます。

    4. 焼きっぱなしでかなり高い寸法精度(±1%)のものが得られます。したがって少ないとりしろでミクロンオーダーの寸法精度のものまで可能です。

    5. 一度に多数個生産でき、生産コストが安い。

    6. 型に石膏を使うので型代が安価で、他品種少量生産あるいは一品一様な生産形態に最も適しています。

【工程図】

なお、板状のものや、肉厚、中実品の成形については機械プレスや、ラバープレスなどの大型プレス設備を有しており量産も可能です。

お問い合わせは fc-was@koransha.co.jp